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症状別の改善法|アルコール依存症

アルコール依存症とは

アルコール依存症は、薬物依存症の一種です。他の薬物依存症と同様に、「精神の病」「脳と心の病気」であり、「行動の病」なのです。

簡単に言うと「大切にしていた家族や仕事、趣味などよりも、アルコールの飲酒をはるかに優先させる状態」であり、行動や価値のバランスを欠いた状態となります。

具体的に言うと、「自分では飲酒コントロールができない」「酒が切れる離脱症状がみられる」「健康に問題があり原因が飲酒とわかっていながら断酒ができない」などの症状に陥ってしまうのが、アルコール依存症です。

「薬物依存症」は「強化された薬物探索・摂取行動」と規定されており、脳に刻印されたように行動を繰り返し、完治することがないとされている病気です。アルコール依存症も薬物依存と同様で、長期にわたる断酒をしていても、少量の再摂取から短期間に元通りになってしまい、再燃しやすい病気です。

つまり、一度依存症になってしまうと、少量で抑えるという事ができなくなってしまうのです。依存性とは、薬物を摂取することによって、さまざまな問題が出ているのに(トラブルや問題の自覚はあるのに)、その薬物を止めることができなくなってしまいます。

薬物依存症には「麻薬」「覚醒剤」「シンナー」「マリファナ」「コカイン」だけでなく、「睡眠薬」「抗不安薬」「鎮痛剤」なども該当します。その薬物依存症と同じで、アルコールにも依存性があり、アルコール依存症として発病します。

アルコールに依存するメカニズムとして、習慣的に飲酒を続けていると、段々とアルコールに耐性ができてくるために、気持よく酔うために必要とするアルコール量が増えてくる傾向があります。耐性とは、最初は日本酒1合でほろ酔い気分になれていたのに、習慣的に飲酒していると3合でも酔った感覚がなくなることです。

気分の上で心地よく酔った感覚にはならなくても、身体にはアルコールが回っていますし、健康を損なう結果となります。日常生活に支障がでるようになり、止めなければと思っているのに止められないという状況になります。

アルコール依存症の人と、依存症では無い大量飲酒者の違いは、飲酒行動の異常性「コントロール障害」にあります。少しでもアルコールを口にすると、ダメだと分かっているような時や場所でも、ほどよい量で切り上げることが不可能となり、必ず飲み過ぎてしまい、結果として問題を引き起こすことになります。

アルコールをほどよいところでストップできなくなる、コントロールできなくなる「コントロール障害」の有無が、依存症とそうでない人を区別する違いとなります。

アルコール依存症は、薬物依存症の一種で脳の病気・行動の病気ですが、アルコールを大量飲酒することによって引き起こされる健康被害・合併症も問題です。

  • 内科系疾患として、胃炎、膵炎(すいえん)、膵石、肝炎、肝硬変(かんこうへん)、心筋症など
  • 末梢神経炎、小脳変性症、ウェルニッケ・コルサコフ症候群、前頭葉(ぜんとうよう)機能障害
  • アルコール痴呆(ちほう)などの神経・精神疾患

アルコール依存症は「進行性」の心の病気です。飲みすぎが習慣化してからアルコール依存症になるまでの期間は男性で20年以上ですが、女性の方がアルコールに弱いため、半分程度の期間で依存症になってしまいます。

アルコール依存症患者は日本国内では80万人以上と言われていますが、予備軍も含めると約440万人にもなると言われています。

アルコール依存症の原因と症状

アルコール依存症の原因は、習慣的な多量飲酒の継続です。ただ、多量飲酒をしている人がすべてアルコール依存症になるわけではありませんし、同じように長年飲酒していても、依存する人と依存しない人が存在します。

つまり、アルコールの多量飲酒によって健康被害や合併症など身体に支障はでるとしても、精神的に依存してしまうタイプと依存しずらいタイプが居るということです。

日本人は遺伝的な体質として、飲酒すると顔が赤くなり、苦しくなるアルコールに弱いタイプが44%です。アルコールを代謝する過程で発生するアセトアルデヒドという物質の酸化能力が弱い(肝臓の働き)ということで、アルコールに弱い人は急性アルコール中毒の可能性はありますが、依存症にはなる確立は極めて低いとされています。

アルコールを飲んで愉しめる人、酔いを楽しむことが出来る人は、アセトアルデヒドを酸化して処理する能力が正常ということで、基本的にはアルコールに強いとされているタイプです。アルコール依存症になってしまう人は、ほとんどアルコールの酔いを楽しむタイプの人で、この体質は遺伝します。

アルコールの酔いが楽しめる、心地よい、快楽として感じられる人、記憶に快感として記録されるため、その快感を欲するために依存していくことになります。酔いを楽しめる人の全てが依存するという訳でありませんが、アルコール耐性が強いほど量が増える傾向にあるのは間違いありません。

アルコール依存症の特徴

アルコールが切れると、ふるえ、発汗、不眠、焦燥感などの離脱症状があり、予防や抑制のために飲酒します。

  • 強度のアルコールでも水を飲むかのように、ガブガブと早く飲む傾向があります。
  • アルコールが切れないように、いつでもアルコールを飲めるように準備したり、夜中でも買える店を把握、酒を隠しておく。
  • アルコール在庫が減ると、補充しないと気持ちが落ちつかない。

アルコールを最優先して、多くの時間とお金を浪費し、仕事や家庭での役割、社会的な付き合い、趣味などをおろそかにすることにより、さまざまな日常生活における問題が発生します。

アルコール依存症の経過として、発病年齢や経過は人によってさまざまですが、治療しないで放置したままだと、アルコール関連の病気に陥り、社会的なトラブルを併発しながら、長い年月をかけてゆっくりと進行していき、死に至ることが多いとされています。

アルコール依存症で入院している人のケースとしては、30才前後で発病、アルコール由来の病気を患い、40代になって精神科に入院するようになるパターンが最も多いと言われています。アルコール依存症の患者は、長期にわたっての問題ある飲酒のために、健康を損ねて、家庭崩壊をまねき、仕事を失い、財産をも失い、すべてを失くして死んでいくとされています。

アルコール依存症は治ることはありませんが、アルコール断つ「断酒」を一生続けることによって、健康な社会生活を送っていくことは可能になります。「アルコール依存症専門外来」などもありますので、専門の医療機関で治療していくことが重要です。

アルコール依存症の改善法

一度、アルコール依存症になってしまった場合、二度と普通のアルコールを楽しむ暮らしには戻れません。断酒していても少量でもアルコールを口にしてしまったら、アルコール依存症の行動に舞い戻ってしまいます。

健康な日常生活を続けていきたいなら、一滴のアルコールも口にしてはいけないのです。「普通のお酒飲み」には、戻れないのだと自覚することが必要です。

アルコール依存症に至るまでの期間は、男性と女性とでは大きく異なり、男性はおよそ20~30年とされていますが、女性の場合はその半分程度と言われています。実際に専門の治療施設に入院している女性アルコール依存症の患者さんは、男性と比較すると平均で10歳程度若いと報告されているのです。

アルコール依存症は発症した後で、断酒が継続できるか、コントロールを欠いた大量飲酒の繰り返しか、二分されます。つまり、断酒できるか/できないか です。

長期にわたって、自分をコントロールしなが飲酒すること(節酒)は、一度アルコール依存症になると不可能に近いと言われています。

アルコール依存症にはお薬による治療法ありますので、以下の治療法をお読みください。

アルコール依存症のお薬による治療法

アルコール依存症には日本ではレグテクトというお薬名で処方される「カンプラル(成分)アカンプロサート」があります。

アルコール依存症の患者の崩壊した脳内の神経伝達物質のバランスを整えることでアルコール依存を治療するお薬です。アルコール依存になると脳内のグルタミン酸、GABAという伝達物質のバランスがおかしくなりますが、アカンプロサートはこの状態を治療します。

アルコール依存症のお薬以外の治療方法

アルコール依存症の治療方法は、現在のところ、断酒以外の選択肢はありません。治療は外来でも可能ですが、日本では基本的には入院治療となっています。

入院治療には「解毒治療」「リハビリ治療」「退院後のアフターケア」という3段階になっています。

入院すると、まず精神・身体合併症と離脱症状の治療「解毒治療」が、通常は2~4週間実施されます。断酒継続を目的とした、アルコール依存症の患者さんの市民団体である自助グループで、自己の体験を語り合う活動も、断酒継続には非常に有効とされています。

「抗酒薬」など、断酒継続のために使用できる薬剤を使う事もあります。抗酒薬を服用しているときにアルコール摂取すると、非常に辛い状態になるため、飲酒しないためのサポートとして使用するケースも多々あります。

通常は、退院後の半年~1年程度の使用となります。アルコール依存症も早期発見、早期治療が重要で、早期であれば断酒も容易になりますし、健康や社会的影響も少なく、家族崩壊を防ぐことも可能です。

ただし、早期の場合は問題が顕著になっていないため、本人がアルコール依存症を認めないという傾向があります。できるだけ、家族など周囲が気づいて、断酒治療させることが大切です。