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症状別の改善法|脂質異常(高コレステロール)

脂質異常(高脂血症)について

脂質異常は少し前まで「高脂血症」と呼ばれていましたが、この病名では「HDLコレステロールが少ない」というこの病気の症状の1つと矛盾するので「脂質異常」という病名に改められました。

脂質異常とは

脂質異常の診断基準とはコレステロール値が高いことですが、悪性のコレステロールが問題で以下のような基準があります。

脂質異常は血液中の脂質の量にかかわる病気で、

  • LDLコレステロールが多すぎる(140mg/dL以上)
  • HDLコレステロールが少なすぎる(40mg/dL未満)
  • 中性脂肪が多すぎる(150mg/dL以上)

という3つのポイントで診断されます。このうちのどれか1つでも該当すると脂質異常ということになります。

脂質異常はなぜ怖いの?

脂質異常になってもいっさい自覚症状はなく、患者は日常生活に何の不都合もありません。それが「病気」とみなされる理由は、脂質異常を放置すると動脈硬化が健康な人より早く進行するからです。

動脈硬化はいわば血管の老化で誰でも年齢とともに少しずつ進行しますが、脂質異常、糖尿病、高血圧、内臓脂肪型肥満、喫煙などのリスク要因を多く抱えているほどその進行が早くなります。血管の老化は全身の老化とも言えるので、動脈硬化が進むほど「元気で長生きする」ことが難しくなるのです。

とくに動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞という生命に関わる病気のリスクを高めます。また、脳の血管の動脈硬化が進むと認知症になるリスクも高くなります。日本人の認知症の60%以上が脳梗塞などの脳血管障害が関係していると言われています。

LDLコレステロールの役割と弊害

私たちの身体は細胞からできていますが、そのすべての細胞の細胞膜の材料として欠かせないのがコレステロールです。またコレステロールはいろいろなホルモンの材料でもあります。したがってコレステロールは常に血液によって全身の細胞に供給されなければいけません。

コレステロールを乗せて細胞に運ぶトラックの役目をしているのがリポ蛋白の1つのLDLコレステロールです。しかし、細胞が必要としている分以上に届けようとすると、いわば受け取り拒否に会い、コレステロールを積んだまま血液にUターンすることになります。

この過剰なLDLコレステロールはそのまま血管の中を巡り続けていると、血管内皮に付着し、あるいはもぐり込んで動脈硬化を進行させます。

HDLコレステロールの役割

HDLコレステロールもコレステロールを運ぶリポ蛋白の1種ですが、運搬の方向がLDLコレステロールと逆で、各組織、細胞で余ったコレステロールを引き取って肝臓に運ぶ役割があります。

つまり、HDLコレステロール(善玉コレステロール) が充分にあるとLDLコレステロールが過剰になって悪玉化するのを防いでくれるのです。

中性脂肪の役割と弊害

中性脂肪は筋肉やその他の組織細胞のエネルギー源になります。また皮下脂肪はエネルギーの貯蔵庫としてだけでなく、内臓を外部からの衝撃から守るクッションの役割を果たします。

しかし中性脂肪が過剰になるとLDLを増やしHDLを減らす作用をするほか、皮下脂肪や内臓脂肪が過剰に蓄積し、インスリンの効き目を低下させるなどさまざまな弊害を生みます。

生活習慣病としての脂質異常

脂質異常の推定患者数は3000万人とも言われますが、そのほとんどが食生活や運動習慣が原因になっている「生活習慣病」です。しかし、同じような生活習慣をしていても脂質異常になる人とならない人がいるのも事実です。したがって脂質異常の原因は「生活習慣+不明の原因(体質など)」というのが正確です。

しかし体質がある程度関係しているとはいえ、中年以降に発症する生活習慣病としての脂質異常は、当然ですが生活習慣の改善によって改善が期待できます。

家族性高コレステロール血症

脂質異常の患者の約1%、全国で30万人ほどの人は、生活習慣とはまったく関係がない重症の脂質異常である「家族性高コレステロール血症」を発症しています。これは肝臓にあって血液中のLDLコレステロールを引き込む役目をしている「LDL受容体」が遺伝的に少ない人です。

家族性高コレステロール血症の患者は若いうちに心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクが非常に高いので、早期の発見と治療の開始が重要です。

なぜLDLコレステロールは過剰になるのか

脂質異常のうちのLDLコレステロールが過剰になる原因を「卵黄などコレステロールを多く含む食品の食べすぎ」と考えるのは必ずしも正しくありません。というのは、最近食品にふくまれるコレステロールの摂取を減らしても、血液中のLDLは減らないという考え方が専門家の間で広がりつつあるからです。

まず知っておきたいのは、身体に必要なコレステロールの約2/3は肝臓で作られ、食物から吸収するのは1/3程度だということです。しかも、食物から吸収するコレステロールが多いと自然に肝臓で作られる分が減る、その反対に食物から摂取する量が減ると肝臓で作られる量が増える、というふうに「恒常性」が保たれています。

日本ではまだコレステロールの1日当たりの摂取量は200mgまでと推奨されていますが、アメリカでは2013年のガイドラインで従来の300mgまでという制限が取り払われました。その代わりに推奨されているのが、動物の脂肪や肉、牛乳などに含まれる飽和脂肪酸(常温で固まる油脂)をひかえて、不飽和脂肪酸である植物性の油や青魚の脂肪を摂取することです。

中性脂肪を増やす犯人は脂肪食ではなくて糖分と炭水化物

脂質異常というと、脂濃いものが好きな人がなる病気というイメージがありますが、むしろ甘いもの好き、粉もの好きの人の方がハイリスクです。砂糖はもちろん白米や白いパンなど精製された消化の良い炭水化物食品は、食後急激に血糖値を上昇させます。

この血糖値上昇がインスリンの大量分泌→余ったエネルギー蓄積という肥満サイクルを始動させます。余ったエネルギーは脂肪として蓄積されますが、その脂肪が即ち中性脂肪なのです。このサイクルは、食品から摂取した脂肪を消化するよりずっとスピーディーです。

アメリカ人などに見かける超肥満の人の食事の特徴はドーナツなどの糖質、炭水化物の過食です。このような人がステーキをなどを主食にするとおそらく激やせすることになるはずです。

炭水化物(ごはん、麺類など)が好きな方は低糖質ダイエットのフェーズIIがお薦めです。淡水化物からの糖の吸収を阻害するサプリメントです。

脂質異常の治療

脂質異常の治療はまず生活習慣の改善が主になります。それで十分な効果が得られないときに薬物療法を並行して行ないます。

食事療法

LDLコレステロールを減らすには

  • 動物性の脂肪の摂取を減らして、魚や植物油の摂取を増やす
  • コレステロールの多い食品の摂取を減らす
  • 食物繊維を多く含む野菜や海藻を多く摂る

中性脂肪を減らすには

  • 糖分、炭水化物の摂取を減らす
  • 食べる順番に気をつける(炭水化物を後に回す)などで、血糖値の急上昇を防ぐ
  • アルコールの摂取を減らす

運動療法

中性脂肪を減らすには、食事療法だけでなく適度な強さの有酸素運動が有効です。1日30分程度のウォーキングやジョギングなどを習慣づけましょう。

運動の強さは薄っすら汗をかくくらいが適当ですが、ウォーキングなら早足で3分歩いたら次はゆっくり3分間歩くなどの強弱のリズムを付けるのが効果的です。

有酸素運度は中性脂肪を減らすだけでなく善玉コレステロールのHDL を増やす働きもあります。

充分に睡眠をとる

睡眠不足が肥満のリスク要因であることが分ってきました。その理由は、睡眠が不足すると「レプチン」と「グレリン」という食欲をつかさどる2つのホルモンの分泌が乱れ、過食の傾向が出るからだと言われています。

脂質異常の薬物療法

脂質異常症の薬には、LDLコレステロールを下げる薬や、中性脂肪を下げる薬などがあり、次のようなタイプがあります。

  • リピトールクレストロールなど、肝臓でLDLコレステロールが過剰に作られるのを抑える薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬)
  • エゼトロルなど、腸でLDLコレステロールが再吸収されるのを防ぐ薬(陰イオン交換樹脂薬・小腸コレステロールトランスポーター阻害剤)
  • 中性脂肪が作られるのを抑制し、分解を促進する薬(フィブラート系薬・ニコチン酸製剤)
  • 青魚の不飽和脂肪酸から作られた、中性脂肪値を下げる薬(EPA薬)