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症状別の改善法|痛風(高尿酸血症)

痛風とはどんな病気?

とくに痛い目をするのは最初の発作です。

痛風は「風が吹いても痛いから痛風だ」と痛みの強さが強調される病気ですが、現在ではそんな強烈な痛みを経験するのは、ほとんどの場合最初の発作のときだけです。最初は痛みが出て腫れてきても「えっ、どうしたんだろう?」と思って湿布してようすを見たりしているうちに、どんどん腫れて痛みも強烈になってきます。

病院に行って痛風と診断されると、次の発作からは早めに鎮痛剤を飲むので、そんなにひどい目に合わないうちに治まってしまいます。痛む場所が足の親指のつけ根という典型的なケースなら医者は一目で見当がつくし、素人でもどこかで聞いたことがあるので病院にも早めに行くことが多いようです。

しかし、痛風が出る場所は親指のつけ根だけでなく、人によって足首にでたり膝にでたりします。そうなると医者も血液検査で尿酸値が跳ね上がっているのを見るまでは痛風と気づかないことがあります。

痛風はなぜ男性に多いの?

痛風患者はほとんどが男性です。これは女性は、女性ホルモンのエストロゲンが痛風の原因になる血液中の尿酸の排泄を促がすので、尿酸値が過剰になることがないからです。しかし女性も、閉経後はエストロゲンの分泌が低下するので痛風になることがあります。

痛風はぜいたく病?

痛風が「ぜいたく病」と言われることがあるのはなぜでしょう。それは尿酸値が上がる原因の1つにキャビアなどの贅沢な食品に多く含まれるプリン体が関係しているからです。昔から美食が痛風の原因とされ、ヨーロッパでは「シーザー(帝王)の病気」などとも言われています。

しかし、プリン体の約8割は体内で作られ、それが分解されてできる尿酸が過剰になる理由は、ほとんどの場合「体質」です。すでに痛風を発症している人はプリン体の摂取をひかえバランスの良い食生活を心がける意味はありますが、ふつうの人はあまりプリン体を気にする必要はありません。

過食や美食、お酒の飲み過ぎは糖尿病、脂質異常、肥満などの生活習慣病の原因になりますが、それが直接痛風をひき起こすことはありません。

尿酸とは?

尿酸の材料になるプリン体は、生物が細胞の一部である核酸(遺伝子)を作るのに欠かせない物質です。植物でも動物でもすべての生命の細胞にはプリン体が含まれています。

また、細胞は新陳代謝でつねに新しい細胞に生まれ変わっているので、プリン体も古いものは排泄され日々新しいプリン体が作られています。この古いプリン体が代謝される過程でできるのが尿酸です。

したがって尿酸の材料がプリン体だというのは適切ではなく、プリン体が代謝された結果の老廃物が尿酸だという方が適当です。この老廃物が尿といっしょに排泄される前に血液に溶けているのが血中尿酸です。血中尿酸値が過剰になると尿酸が足指の関節などで結晶化して蓄積するようになります。

痛風は?なぜ足の関節に出るの?

痛風が足の関節に出ることが多いのは、そこがヒトの体の中でいちばん体温が低い部分だからです。尿酸は水に溶けにくい物質なので、量が増えてしかもそれを溶かしている血液が冷やされると、溶けきれなくなった尿酸が結晶化して関節内の滑膜という部分に溜まるようになります。

関節に貯まった尿酸の結晶が何かのきっかけではがれ落ちると、ヒトの免疫機能がこれを異物とみなして攻撃するので、炎症が生じます。そのきっかけになるが、血中尿酸値の変化(尿酸値の低下もときに発作のきっかけになります)や夏に毎日大量の汗をかくなどの血液の水分量の変化などです。

痛風の症状

<初期症状>
痛風の症状は、突然関節が腫れて痛みだす急性関節炎です。患部は7割以上が足の親指のつけ根ですが、足首やひざに出ることもあり、まれには手首の関節に出ることもあります。痛みは強烈なので病院で診てもらうことになりますが、仮に放置しても1~2週間で発作はいったん治まります。

<重症化すると>
しかし、放置するとその間に炎症が進行して痛い目をするだけでなく、関節がダメージを受けて変形するなどの後遺症が残ることがあります。痛風は、適切な治療法がなかった昔は、痛い発作を繰り返すうちに関節の破壊が進んで歩行が不自由になるという怖い病気でした。

また、重症化すると関節以外の皮下や筋肉に「痛風結石」という尿酸結晶のかたまりができるようになります。腎臓に結石ができると腎臓の機能が障害されます。その結石が尿道に下がると、強い痛みを発するに尿路結石になります。

痛風の治療

痛風の治療は、①毎日薬を飲んで尿酸値をコントロールする、②痛風発作が起きたときに炎症と痛みを抑える薬を飲む、という2本立てで行ないます。

尿酸値のコントロール

血液中の尿酸値は7.0mg/dLまでが正常値です。尿酸は水に溶けにくい物質なのでこれ以上あると結晶化しやすく、痛風の原因になるからです。尿酸値が正常値を超えると薬を飲んでコントロールする必要があります。

尿酸値をコントロールする薬には次の2つのタイプがあります。

  • 尿酸が体内で作られるのを抑制する薬(ザイロリックフェブリクなど)
  • 尿酸の排泄を促進する薬(ユリノーム、ベネシットなど)

この中で第1選択になるのがザイロリックで、現在もっともよく使用されているお薬です。

毎日薬を服用しながら2~3ヶ月に1回血液検査をして尿酸値の推移を見ます。尿酸値がうまく下がらないようなら薬の種類を変えるなどで対応することになります。尿酸値を下げる薬は多くの場合一生飲み続けることになりますが、尿酸値の推移によっては一時断薬して経過を見ることも可能です。

痛風発作が起きたときの治療

痛風発作が起きたときは、尿酸値を抑える薬の服用をいったん中止して、ロキソニンなどの消炎鎮痛剤を服用します。痛みが出たらなるべく早く服用することが発作を軽く済ませるコツです。発作が起きているときに毎日飲んでいる尿酸値を抑える薬を服用すると発作がひどくなることがあるので、かならずいったん服用を中止してください。

痛風の前兆が出た場合や痛みが出てから服用する医薬品にコルヒチンがあります。

尿酸値を抑える薬を真面目に毎日飲んでいても、痛風発作は起きることがあります。しかし、その頻度は1年に1回あるいは数年に1回程度で、すぐに鎮痛剤で対応すれば重い発作になることはありません。

尿酸値を抑える薬の服用を自己判断で中止すると、大量の汗をかく夏場などに発作が起きます。それを鎮痛剤で抑えるだけという対応をしているとしだいに発作の回数が増えることになり、腎臓などへの影響も心配されます。

痛風発作を予防する

痛みが出る前の発作の前兆で服用して発作を予防するコルヒチンというお薬もあります。何回か痛風の発作を経験すると、いつも痛みが出る場所がむずむずするとかピリピリするという特有の前兆を察知するようになります。その段階でコルヒチンを服用すると、患部に炎症物質(白血球)が集中するのを抑えて、痛みや腫れを未然に防ぐ効果があります。

痛風もちの日常生活の注意事項

  • 生活習慣病の併発に注意
    痛風の持病がある人がもっとも気をつけたいのは、糖尿病、高血圧、脂質異常、内蔵脂肪型肥満という生活習慣病の併発です。痛風がこれらの病気のリスクを増すわけではありませんが、併発すると動脈硬化の進行が早くなる恐れがあります。
  • お酒の飲み過ぎに注意
    お酒好きの痛風の人によくある誤解が、「ビールは良くないが焼酎なら痛風には関係ない」というものです。どんなお酒でもアルコールが分解するときに老廃物として尿酸を発生するし、アルコールの飲み過ぎは尿酸の排泄を阻害する作用があります。さらに、二日酔いの脱水症状は痛風発作のきっかけにもなります。
  • 栄養バランスに注意
    プリン体は魚卵、レバー、肉などに多く含まれていますが、肉や魚を食べないわけにはいはませか。食品に含まれるプリン体の量を気にするより、野菜や食物繊維が不足しないバランスの良い食事を心がけることが大切です。
  • 夏場は水分補給に注意
    大量に汗をかく夏場はもっとも痛風発作が起きやすい季節です。こまめに水分補給をして、脱水症状にならないように注意しましょう。
  • ストレスをためない
    強いストレスも痛風発作のきっかけになります。ストレスをためないように、睡眠不足ならないように注意しましょう。

痛風治療薬には痛風の痛みを抑えるお薬(コルヒチン)と、尿酸を減らすお薬(ザイロリック、フェブリク)があります。