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症状別の改善法|高血圧症(血圧が高い人)

高血圧症について

高血圧は非常に患者数が多い病気で、全国で約800万人と推定されています。この病気の特徴は、①自覚症状がない、②症状が出たときには生命に関わる場合がある、③ほとんどの場合原因が不明である、などです。

高血圧の症状

ある意味で高血圧の一番たちのわるい症状は、まったく自覚症状がないことだと言えます。糖尿病も初期には自覚症状のない病気ですが、中程度まで病気が進行すると「異常な喉のかわき」というたいへん特徴的な症状がでます。

悪玉コレステロールや中性脂肪の値が高い脂質異常も自覚症状はまったくありませんが、多くの場合「肥満」という大変わかりやすい症状をともなっています

しかし高血圧はサイレントキラーと言われる三大生活習慣病のなかでもとくに、徹底的に無症状で、患者を油断させる技(?)にたけています。

高血圧の初期症状

しかし、お医者さんも「無症状」というだけでは取りつく島がなかろうと思うのか、「初期症状」として<頭痛、頭重感、めまい、耳鳴り、貧血、鼻血、目が赤い>などをあげています。

しかし、これらは風邪をひいたときや睡眠不足のときにも良く出る症状で、鼻血にいたっては「元気な証拠」などと勘ちがいされるしまつです。また、このような症状もまったくないケースが多いので、病気に気づくための症状としてはほとんど役に立ちません。

では高血圧の初期症状はどこに出るのかというと、「血圧計の数字に出る」というのがもっとも間違いのない、しかも実用的な回答です。ファイナルアンサーと言ってもよいでしょう。

健康診断などで「血圧が高めです」と言われたら無視しないで、まずネットショッピングなどで血圧計を購入して、毎日自分で血圧を測るようにしましょう。そして最高血圧が毎日135を超えるようなら高血圧患者だということを自覚して、すぐに薬を飲みはじめるかどうかは別にして、医師に治療について相談すべきです。

お医者さんはえてして「日本酒は1日1合まで」などという、「それはそうかもませんが」ということを言いがちですが、「血圧が高めです」はその類の健康目標ではないので無視するのは賢明でありません。

高血圧が進行するにつれて出てくる症状

何年も高血圧の状態が続くと血管の内側が少しずつダメージを受けます。それによって生じるやはり自覚されない症状が動脈硬化の進行です。その症状が進行するにつれて<むくみ、足の痺れ、頻尿、動悸、胸痛>などの症状が出てきます。

しかしこれらも他の病気でもよくある症状なので、高血圧せいかどうかは症状だけからは判断できません。というより、これらの症状が出るまで高血圧を放置していたとしたら、非常に危険で無謀なことだと言わざるを得ません。

高血圧の合併症

高血圧がサイレントキラー(もの言わぬ殺し屋)といわれるのは、自覚症状なしに病状(動脈硬化)が進行し、最終的に<脳出血、脳梗塞 、クモ膜下出血、心不全>などの生命に関わる心血管系のイベントをひき起こすからです。

高血圧の診断基準

日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」によると、成人の血圧値の判断目安は次の通りです。(数字の単位はmg/dl)

  • 至適血圧(たいへん健康な血圧)  最高が120以下で、最低が80以下
  • 正常血圧(正常範囲の血圧)    最高が130以下で、最低が85以下
  • 正常高値血圧(高血圧予備軍)  最高が130~139 または 最低が85~89
  • I度高血圧(治療を要する高血圧)  最高が140~159 または 最低が90~99
  • II度高血圧(治療を要する高血圧) 最高が160~179 または 最低が100~109
  • III度高血圧(治療を要する高血圧) 最高が180異常 または最低が110以上

Ⅲ度高血圧ではただちに降圧剤を服用する必要がありますが、Ⅰ~Ⅱ度高血圧は糖尿病や、脂質異常などの他のリスク要因が重なっているかどうかで、生活習慣の改善指導や降圧剤の服用開始のタイミングを判断します。

一次性高血圧

高血圧の90%以上は原因が不明です。あえて説明するなら体質とか遺伝としか言いようがありません。自覚症状がなく痛くもかゆくもないことと共に、患者が素直に治療に取り組む気になれない理由になっています。何も悪いことをした覚えがないのに叱られているような気になってしまうのです。

この大部分の原因が分らない高血圧を「一次性高血圧」といいます。残りの10%弱が「二次性高血圧」で、これは腎臓病やホルモン異常が原因で発症する高血圧です。原因となる病気が治れば高血圧も解消します。

血圧を高くするリスク要因

一次性高血圧の人は、そもそもなぜ血圧が高いのかは分からないのですが、その高めの血圧をさらに高くする要因には次のようなものがあります。

  • 食塩の摂りすぎ
  • 過労、睡眠不足
  • ストレス
  • 運動不足
  • 肥満
  • 糖尿病、脂質異常の併発による動脈硬化の進行

この中でもっとも大きなリスク要因は「動脈硬化の進行」です。というより本当は高血圧の方が動脈硬化を進行させるリスク要因と言うべきでしょう。先ほど述べたように怖いのは動脈硬化がひき起こす心筋梗塞などの発作だからです。

高血圧に糖尿病、脂質異常、内臓脂肪型肥満が合併したのがメタボリックシンドロームです。この4つのリスク要因をすべて抱えている人は、1つも持っていない人より動脈硬化の進行スピードが36倍も早くなると言われています。

高血圧の治療

高血圧の治療は生活習慣の改善(修正)と薬物療法の2本柱で行ないます。最高血圧が140台なら生活習慣の改善だけでの治療も十分可能です。

生活習慣の改善

  • 食事の改善
    塩分をひかえる。高血圧の食事療法の基本は塩分をひかえることです。そにためには薄味の料理に慣れなければなりません。出汁の旨みを生かす、酢を利用するなどで味気無さを感じないような調理の工夫が必要です。
  • 野菜を多く食べてカリウムを摂取する
    カリウムは摂取した塩分を体外に排出する作用があります。
  • バランスが良い適量の食事を心がける
    肥満や糖尿病、脂質異常などの生活習慣病を併発しないように心がけることも非常に重要です。

運動習慣をつける

運動によって心肺機能を高め、血液循環を活性化することが、血圧の低下、動脈硬化の進行防止につながります。運動をしないと、血管内皮細胞の機能が衰えて、血管の拡張がスムーズにいかない、血栓ができやすくなるなどの血管内皮機能の衰えが進みやすくなります。

運動は週に3回以上、できれば毎日30分間のウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動をすることが良いとされています。運動の強さは薄っすら汗をかくくらいが適当ですが、ウォーキングなら早足で3分歩いたら次はゆっくり3分間歩くなどの強弱のリズムを付けるのが効果的です。

充分に睡眠をとる

睡眠時間が短い、あるいは睡眠時無呼吸症候群などで睡眠の質が低下すると、自律神経の交感神経が亢進して血圧が高くなります。また、このような状態で血圧降下剤を服用しても本来の効果をあげることはできません。

高血圧の薬物療法

生活習慣の改善だけでは血圧が下がらない場合は薬による治療を行ないます。降圧剤、つまり血圧を下げる薬には次のようなものがあります。

  • カルシウム(Ca)拮抗薬
    ノルバスクなど血管平滑筋を収縮させるCaイオンのはたらきを阻害して血管を拡げて、血圧を下げる薬 
  • アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)
    血管を収縮させる生理物質のアンジオテンシンⅡの作用を阻害して血管を広げ、血圧を下げる薬
  • ACE阻害薬
    血管を収縮させる物質アンジオテンシンⅡを作る酵素のはたらきを阻害して、血圧を下げる薬
  • 利尿薬
    ラシックスなど尿の量を増やすことで血液中の水分や塩分を減らして血圧を下げる薬
  • β遮断薬
    心拍数を減らし心臓の活動を穏やかにすることで血圧を下げる薬
  • α遮断薬
    テノーミンなど血管を収縮させるノルアドレナリンの作用を遮断することで血圧を下げる薬

降圧剤はいちど飲みはじめたら一生飲まなければならないのですか?

毎日降圧剤を飲んでいる人にとって非常に気になる質問ですが、ほとんどのケースで答えはイエスです。

高血圧を治療中の人は

  • 食事療法をする
  • 運動利用法をする
  • 毎日血圧を計る
  • 降圧剤を服用する

と言う4つのことをしなければなりませんが、実際は食事療法と運動療法はほとんどせずに、血圧も何日かに1回くらいしか計らない、真面目に毎日実行しているのは降圧剤を服用することだけ、というひとが大部分と言ってもよいでしょう。

それで目標の血圧に近い数値が得られているとすると、それは降圧剤のおかげと言うしかありません。断薬するのはもちろんたいへん危険です。

比較的軽度の高血圧で食事療法、運動療法を真面目にやって、最高血圧が120台まで下がったというような場合は、医師と相談して、慎重に血圧測定を続けながら薬を減らすをあるいは止めてみるということは可能です。

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